火曜日, 1月 08, 2013

ヒッピーとともに




こちらに来た当初から度々お世話に(お酒を呑みにばかりだけど)なっている
運河沿いのお店に髪の毛を切りにいくことになった
ここは以前は奥さんが美容院をやり、ちょっとした飲み屋さんでもあったのだが
わけあって今はほとんどその面影はない

その前に、こちらでお世話になっているNさんと近くでイサーン料理を食べている時に
いきなり日本人のおじさんが横に入ってきたことから始まる
「Nさんよ〜、俺さっきバス乗って帰ってきたんだけどよ〜、俺だったらこんなミス絶対やらねんだけどよ〜、病院から貰ってきた薬と診察券と資料を席に忘れてきてしまったよ〜」といきなり一人で怒濤のように話し始めた
ぼくはあっけにとられた
いきなり日本人の登場と、怒濤の東京弁での喋り!!
Nさんの上司にあたる人だった
そこから彼に魅了されていくことになる

そして、新年早々彼から電話がある
「多田君、俺髪の毛を運河のとこに切りに行くけど、いかね〜か〜」
即答し、一緒に髪の毛を切りに行く
僕は髪の毛を染めたくて(10年は染めていないと思う)、BIGCというスーパーで
染料を買い、持って行って染めてもらった
全部お任せでやってもらったら、大分と良くなった(元がね)

彼は僕のお父さんの1個上、顔、白髪の感じ、おでこM、身長、細さ
そっくり!ほんまそっくり
彼には僕の1個下の男の子がいる
と言う事で、彼は僕を息子のように慕ってくれ
街を歩けば、いつも親子?と言われる
ヒッピーで、20代からずっと海外におり
いつも良い意味で沢山の講釈を言い
僕には
「今、多田君の過ごしている時間は絶対無駄ではない
 ビビるな、思いっきりやれ、中途半端なことはするな
 大なり小なり仕事はし、失敗や後悔もたくさんあるけれど
 責任、リカバリーさえちゃんとすればいいんだ
 リカバリーも絶対どうにかできるようになってるんだ」
と毎日のように言ってくれる、言って下さるのほうが本当は正しい

2日3日に1回ぐらい電話があって
「多田くんお茶でも行かねーかー」と言ってくれる
父と同じ年の人から電話があってお茶しに行く
日本では考えられないことだ
海外だから許される事だろう
そして、彼はまた今月入院するかもしれない
少し体調が良くないだけで、まだまだエネルギーはあふれている
とても熱い人と出会って、また楽しい生活がはじまった

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